読書記録

読んだ本をちまちま記録していくアウトプット部屋

『コンサルタントの読書術確実に成果につながる戦略的読書のススメ』

◆感想
・一番最初にこの本を読むべきだった…。奇しくも『コンサル1年目が学ぶこと』と同じ筆者だったので、少し内容が被る部分もあるが、quick &dirtyに論点が縛られ、分かりやすかった。
・自分が成長するにあたり、今何に悩んでいるか?解決したい明確な課題はなにか?を意識していなかったと反省(今までは漠然と読みたい本を読んでいた)。「何のためにこれをするのか?」は本を読む以外でも徹底するべき思考だと感じた。
・2時間ぐらいでさらっと読めるので、社会人全員に読んで損はないと思った。

◆要約
◇この本の全体の概要
自身の問題解決のため、効率的に成果が上がるように読書する(学ぶ)ための本

・本を読むことは目的ではない、まずはなんこために本を読みたいのか?という課題を設定しないと適切な本選びもできず、漫然と1から100まで文字を読む羽目になる。
・逆に、課題点がわかっているのであれば、その課題点に関連する文章だけ読めば良い。それ以外の文章も読みたくなるが、後回しでOK。quick &dirtyで読み進める方が効率が良い。
・理想は一つの課題に対し10冊同じテーマのものを読む(例えばロジカルシンキングに課題があるのであれば、ロジカルシンキング、問題解決の本を10冊読む)→どの本も言い方がちがうだけで、肝要な部分は変わらない。肝となる点を見つけるために複数冊読む。
・本を読む際はインプット&アウトプットを同時に行う。本から吸収したことをすぐ実践する。

ネクストアクション
・これから特に下記を重点課題、目標として本を読んでいく。
ロジカルシンキング、問題解決能力を身につけたい(いつもトラブルが発生すると右往左往するため)
②簡潔な伝え方を身につけたい(取引先や顧客、上司に対し、長々と説明してしまうため)
③作業の効率化(メールや資料作成に時間がかかるため)
④ミス防止(抜け漏れが多いため&炎上を阻止したい)

『コンサル1年目が学ぶこと』

◆感想

・「コンサル一年目」とは書いてあるが、社会人なら読んで損はないと思えるぐらい、ど正論が書かれた本。成長を続ける組織にいるのであれば絶対に読んだ方が良いが、銀行のようなトップダウンの組織だと活かせないと思う。本書を読んでから普段の仕事の臨み方が少しずつ変化しているのを感じた。


◆要約
◇この本の全体の概要
普遍的な仕事力を
①コミュニケーションスキル
②思考スキル
③デスクワーク術
④ビジネスマインド
の4章に分けて説明している。

①コミュニケーションスキル
・結論から話す、端的に話す、数字で語る
・数字は世界のどこでも通じる“言語“
・論理さえ通っていれば、上の人でも話を聞く
・事実は封殺できない、感情に訴えるのではなく、数字と論理に基づいて話すことが鉄則

②思考スキル
・どうすれば求める答えに行き着くか、まずは考え方を考える(いきなり行動に移さない)
・その考え方が正しいか、行動に移す前に合意を得る
・ロジックツリーを活用する(論点の整理&分解→各論点を数値分析→項目の重み付け→アクションに落とし込む)
・提案する時は「雲雨傘」(雲=事実、雨=解釈、傘=アクション)※雲だけの提案はNG

③デスクワーク術
・最終成果物から逆算して作業する(例えばパワポであれば、先にアウトラインのスライドだけ作り、あとから細かい情報を入れていく)
そうすると調べるべき情報の取捨選択ができるばかりでなく、うっかりミスもなくせる
・重点思考でものを考える(最も重要なことを決めているのは全体の20%なので、それにフォーカスしてものを考えよう、それ以外の80%は捨てて仕事を効率化させよう)

④ビジネスマインド
・仕事の価値はあくまでも他人にどれだけ貢献できたか、他人にどれだけ評価されたかでしかない=自分の仕事はお金を払ってくれる顧客のためになっているかを常に考える
・quick&dirtyで仕事をする(60点で良い、PDCAを高速で回し、大枠の方向性を決めることが最優先)
守破離でとにかく先輩を真似る(1年目の時は師匠の話し方・持ち物・服装・電話の対応・間の置き方・メールの書き方など、すべてをとにかく真似る)

ネクストアクション
・私に特に足りないことはゴールを意識した思考と、quick&dirtyの行動(1から100まで全部やろうとしていた)と、先輩の真似事だったと感じた。
・他にも足りないことは沢山あるが、まずは
①悩んだらゴールはなにか?そのためにどんな情報が必要で、どんな行動をするべきか?を考える。ロジックツリーを活用する。
②quick&dirtyで物事を進める。たしかに数字を大きく売り上げている人たちを見ると、誤字脱字があったり、資料のデザインが雑なこともあったりするが、とにかく総じて行動が早い。
③先輩のメール、電話の真似事をする。これもたしかに、売り上げを2億出す人から似たような話を聞いた方がある。その人は今でこそ会社でトップの売り上げを叩き出しているが、最初は数字がなかなか上がらず、先輩の行動を片っ端からひっついて学んだらしい。自分も、まずはチームのメールを1日1回以上覗くことにする。

『絶対達成する部下の育て方』

◆感想
・簡潔な内容でとても読みやすく、なにかしながら読んでも1日で読める。
・ビジネス啓発本にありがちな変な自慢話も入っていないのでスッと頭に入ってきた。
・恥ずかしながらこの本を読むまで予財管理がいまいちわかっていなかったが、『見込み』、『仕掛り』、『白地』の定義がわかった。本を読む頃には「この3つを200%になるよう組み立てて行動すればいいのね!」と次の自分のアクションが明瞭になった。
・今から実践できることが多く、もっと早くこの本に会いたかった。

◆要約
◇この本の全体の概要
「どんなに悪くても目標達成」をするためのマネジメント本。
①目標予算に焦点を当てる
②行動量を圧倒的に増やす
数字を出すためには上記2点が必要不可欠。
本書では①②の具体的なやり方を紹介している。

◇数字への意識
→まずは目標予算と不足分を1秒以内で言えるようになることが最優先
・営業の仕事は数字を達成させること。目標、見込み、不足分がわからない以上目標達成する気がないと言われても仕方がない。
目標に焦点が当たれば、どうすれば目標を達成できるか、考える回数が増え、行動に現れる。情報感度が高くなる。

◇行動を増やす
→KPIを2倍以上に増やし、絶対にやりきる
・人間には現状維持バイアスがかかっているため、すぐに行動を変えられる人は少ない。情報が多いと人は行動する前に分かった気になってしまう。現状維持バイアスを外すには、能動的な行動量を増やし、成功体験を積む。
・行動量を増やすには、自分がやるべきこと(訪問件数、面談件数、電話の件数など)をKPI指標で明確にし、達成する。
・行動量を増やすには設定したKPIを「やりきる」。100%やりきらないと、その方針は正しかったか?よりよくする余地がなかったか?という検証(次のPDCA)もできない。まずは「やりきる」ことがなによりも重要。
・とはいえ行動量を増やすことは簡単ではない。「いつの間にかやり切れるようになっていた」という状態には4〜8ヶ月かかる。だから最初の1〜2ヶ月結果が出なかったからといって、行動量を減らしてはいけない。その代わり、一度「やりきる」習慣がつくと、次のハードルが楽に(ストレスを感じずに)越えられるようになる。
・ちなみに、『タスク』(自分で能動的にKPIを設定した行動)と『アポ』(自分の都合ではコントロールしにくい仕事)は『タスク』を優先させる。「いつでも大丈夫ですよ」というスタンスでいると、「なにを言っても大丈夫な人」という扱いになり、どんどん無茶な要望を受ける場合があるため、「◯時はもしかしたら都合が合わないかもしれません、調整してみます」と返すこと。

◇予財管理
→『見込み』『仕掛かり』『白地』の合計が目標予算200%になるよう予財管理し、内容を全てオープンにする
・予財管理には『見込み』(達成できそうなもの)『仕掛かり』(ひょっとしたら成約できるかもしれないもの)『白地』(お客様とラポールを築いている最中のもの)がある。まず『見込み』と『仕掛かり』で目標数字100%を余裕で超え、『白地』も含めて目標数年200%になるように予財管理表をつくる。
・しかし、『見込み』『仕掛かり』で目標予算が100%に届かないor『白地』分が足りないの2というケースはよくある。不足がある以上、「予財を埋めるためにはどうしたらいいか?」「どこにその予財があるのか?」を当の本人が追求することは当然だが、上司もそれを把握し、常に「組織として」数字を追いかけなければならない。『見込み』『仕掛かり』『白地』は必ず上司にも見えるようオープン化する。
・特に「どうしたら白地が増えるのか?」を考える思考が、今までと異なる行動を生み出すきっかけになる。
・『白地』の増やし方は行動量を増やすことだが、『仕掛かり』への行動量と『白地』への行動量(KPI)の割合は2:8が鉄則。営業は『白地』を増やすのが仕事。いくら目標予算を200%にしても、『白地』の行動量が少なくては意味がない。予財管理と大量行動はセット。

◇能動的に行動するには
→キーワードは「大量行動」「朝の早出」「リアルタイムコミュニケーション」「メリハリ」最優先は社内ではなく顧客
・目標予算を達成すること、自分のやるべきことが明確になっていると、顧客への営業が最優先となり、自然に無駄な作業や、やるべきではない仕事は減っていく。朝に面倒な仕事や抵抗感のある業務をこなし、とにかく行動してしまうことで、上司へのリアルタイムのコミュニケーションが増えたり、メリハリのある業務リズムができあがる。

ネクストアクション
・目標まであといくら足りないのか、正確に答えられるようになる。
・『見込み』『仕掛かり』『白地』が200%以上になるよう数字を洗い出しする。
・今設定しているKPIを見直し、不足分を考慮し再設定する。
・まずは4か月やりきる。