読書記録

読んだ本をちまちま記録していくアウトプット部屋

『コンサル1年目が学ぶこと』

◆感想

・「コンサル一年目」とは書いてあるが、社会人なら読んで損はないと思えるぐらい、ど正論が書かれた本。成長を続ける組織にいるのであれば絶対に読んだ方が良いが、銀行のようなトップダウンの組織だと活かせないと思う。本書を読んでから普段の仕事の臨み方が少しずつ変化しているのを感じた。


◆要約
◇この本の全体の概要
普遍的な仕事力を
①コミュニケーションスキル
②思考スキル
③デスクワーク術
④ビジネスマインド
の4章に分けて説明している。

①コミュニケーションスキル
・結論から話す、端的に話す、数字で語る
・数字は世界のどこでも通じる“言語“
・論理さえ通っていれば、上の人でも話を聞く
・事実は封殺できない、感情に訴えるのではなく、数字と論理に基づいて話すことが鉄則

②思考スキル
・どうすれば求める答えに行き着くか、まずは考え方を考える(いきなり行動に移さない)
・その考え方が正しいか、行動に移す前に合意を得る
・ロジックツリーを活用する(論点の整理&分解→各論点を数値分析→項目の重み付け→アクションに落とし込む)
・提案する時は「雲雨傘」(雲=事実、雨=解釈、傘=アクション)※雲だけの提案はNG

③デスクワーク術
・最終成果物から逆算して作業する(例えばパワポであれば、先にアウトラインのスライドだけ作り、あとから細かい情報を入れていく)
そうすると調べるべき情報の取捨選択ができるばかりでなく、うっかりミスもなくせる
・重点思考でものを考える(最も重要なことを決めているのは全体の20%なので、それにフォーカスしてものを考えよう、それ以外の80%は捨てて仕事を効率化させよう)

④ビジネスマインド
・仕事の価値はあくまでも他人にどれだけ貢献できたか、他人にどれだけ評価されたかでしかない=自分の仕事はお金を払ってくれる顧客のためになっているかを常に考える
・quick&dirtyで仕事をする(60点で良い、PDCAを高速で回し、大枠の方向性を決めることが最優先)
守破離でとにかく先輩を真似る(1年目の時は師匠の話し方・持ち物・服装・電話の対応・間の置き方・メールの書き方など、すべてをとにかく真似る)

ネクストアクション
・私に特に足りないことはゴールを意識した思考と、quick&dirtyの行動(1から100まで全部やろうとしていた)と、先輩の真似事だったと感じた。
・他にも足りないことは沢山あるが、まずは
①悩んだらゴールはなにか?そのためにどんな情報が必要で、どんな行動をするべきか?を考える。ロジックツリーを活用する。
②quick&dirtyで物事を進める。たしかに数字を大きく売り上げている人たちを見ると、誤字脱字があったり、資料のデザインが雑なこともあったりするが、とにかく総じて行動が早い。
③先輩のメール、電話の真似事をする。これもたしかに、売り上げを2億出す人から似たような話を聞いた方がある。その人は今でこそ会社でトップの売り上げを叩き出しているが、最初は数字がなかなか上がらず、先輩の行動を片っ端からひっついて学んだらしい。自分も、まずはチームのメールを1日1回以上覗くことにする。